miyoshitan’s blog

岐阜発。自動車サービス現場とPython・Flask・Raspberry Pi・M5Stackの実践記録。

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【Linux】Conkyの導入からファミコン風フォント設定まで|デスクトップカスタマイズ完全ガイド

Kali LinuxやUbuntuのデスクトップをもっと個性的にカスタマイズしたい——そう思ったとき、真っ先に候補に上がるツールが「Conky」です。CPUやメモリの使用率、ネットワーク状態、時刻などをデスクトップ上にリアルタイム表示できる軽量ウィジェットで、設定次第でまるでSFの管制パネルのような画面を作ることもできます。私はKali Linuxのデスクトップに時計を表示したくてConkyを導入したのですが、せっかくなので「ファミコン風のドット文字フォント」を使ったレトロなデザインに仕上げてみました。この記事では、その導入からフォント設定、細かい調整まで全手順を解説します。

Conkyとは何か——導入前に知っておくべきこと

Conkyは、Linuxデスクトップ上にシステム情報をオーバーレイ表示するための軽量モニタリングツールです。C言語で書かれており、メモリ使用量が非常に少ないため、リソースの限られた環境でも快適に動作します。

主な表示可能情報は以下のとおりです。

  • CPU使用率(コアごとの表示も可能)
  • メモリ使用量・スワップ使用量
  • ディスク使用量・I/O
  • ネットワーク送受信速度
  • 現在時刻・日付
  • バッテリー残量(ノートPC)
  • プロセス一覧

設定はすべてテキストファイルで管理するため、慣れてしまえばどんな環境でも再現できます。GitHubなどでConkyの設定ファイル(.conkyrc)を公開・共有している人も多く、参考にできるデザインが豊富です。

Conkyをインストールする

Kali LinuxまたはDebianベースのディストリビューションでは、以下のコマンドでインストールできます。

sudo apt-get update
sudo apt-get install conky-all

conky-allはConkyの拡張パッケージで、Lua描画サポートやより多くのプラグインが含まれています。最小構成のconkyパッケージでも動作しますが、デザインの自由度を考えるとconky-allの導入を推奨します。

インストール後、動作確認のためにConkyを起動します。

conky &

デフォルトのConkyウィジェットがデスクトップ左上あたりに表示されれば成功です。デフォルト設定は地味ですが、ここから自分好みに育てていきます。

Conkyの設定ファイルを作成する

Conkyの設定は~/.conkyrc(または新バージョンでは~/.config/conky/conky.conf)というファイルに記述します。以下のコマンドで設定ファイルを作成・編集します。

nano ~/.conkyrc

まずは基本的な設定を書き込みます。デスクトップ右上に時計を表示するシンプルな設定です。

conky.config = {
  alignment = 'top_right',
  background = false,
  double_buffer = true,
  no_buffers = true,
  own_window = true,
  own_window_type = 'normal',
  own_window_transparent = true,
  own_window_hints = 'undecorated,sticky,skip_taskbar,skip_pager,above',
  use_xft = true,
  font = 'DejaVu Sans Mono:size=20',
  gap_x = 50,
  gap_y = 100,
  update_interval = 1.0,
};

conky.text = [[
${font DejaVu Sans Mono:size=20}${time %Y-%m-%d %H:%M:%S}${font}
]];

設定のポイントをいくつか説明します。

  • alignment:表示位置を指定。top_right(右上)、bottom_left(左下)など8方向を指定できます
  • own_window_transparent = true:背景を透明にして、デスクトップになじませます
  • gap_x / gap_y:画面端からのピクセル単位のオフセット
  • update_interval:1.0秒ごとに更新。時計表示には1.0が適切です

設定ファイルを保存(Ctrl+X → Y → Enter)したらConkyを起動します。既に起動中の場合はプロセスを終了してから再起動します。

pkill conky
conky &

私が最初にこの設定を試したときは、背景透過がうまくいかずに黒いボックスが表示されてしまいました。その場合はown_window_type'desktop'に変更すると改善することが多いです。

ファミコン風フォント(DotGothic16)をインストールして設定する

いよいよ本題のファミコン風フォント設定です。今回使用するのは「DotGothic16」というフォントです。その名のとおり、ドットマトリクスのようなピクセル感が特徴のフリーフォントで、Google Fontsでも配布されています。

フォントのダウンロードとインストール

以下の手順でDotGothic16をシステムにインストールします。

# フォントディレクトリを作成
mkdir -p ~/.local/share/fonts

# Google Fontsなどからttfファイルをダウンロードして配置
cp /path/to/DotGothic16-Regular.ttf ~/.local/share/fonts/

# フォントキャッシュを更新
sudo fc-cache -fv

フォントが正しくインストールされたか確認します。

fc-list | grep -i dotgothic

「DotGothic16」という文字列が表示されれば成功です。表示されない場合は、フォントファイルのパスと拡張子(.ttf)を確認してください。

Conkyの設定をDotGothic16に変更する

先ほどの設定ファイルを編集して、フォントをDotGothic16に差し替えます。

conky.config = {
  alignment = 'top_right',
  background = false,
  double_buffer = true,
  no_buffers = true,
  own_window = true,
  own_window_type = 'normal',
  own_window_transparent = true,
  own_window_hints = 'undecorated,sticky,skip_taskbar,skip_pager,above',
  use_xft = true,
  font = 'DotGothic16:size=20',
  gap_x = 50,
  gap_y = 100,
  update_interval = 1.0,
  default_color = 'white',
};

conky.text = [[
${font DotGothic16:size=24}${time %Y-%m-%d}${font}
${font DotGothic16:size=36}${time %H:%M:%S}${font}
]];

変更のポイントは以下の2点です。

  • font = 'DotGothic16:size=20'でデフォルトフォントを変更
  • 日付と時刻を別行・別サイズで表示することで視認性が向上

Conkyを再起動すると、デスクトップにドット感のあるレトロなデジタル時計が表示されます。私はサイズ36で時刻を表示したとき、まさにゲームのポーズ画面のような雰囲気になり、かなり気に入りました。

さらに発展させる——CPU・メモリ情報を追加する

時計だけでなく、システム情報も一緒に表示するとConkyの真価が発揮されます。以下はCPU使用率とメモリ使用量を追加した拡張設定例です。

conky.text = [[
${font DotGothic16:size=16}${time %Y-%m-%d}${font}
${font DotGothic16:size=28}${time %H:%M:%S}${font}
${font DotGothic16:size=12}
CPU: ${cpu}%
MEM: ${mem} / ${memmax}
NET UP: ${upspeed eth0} DOWN: ${downspeed eth0}
${font}
]];

${cpu}はCPU使用率(%)、${mem}は現在のメモリ使用量、${memmax}は最大メモリ量を表示します。ネットワークのインターフェース名(eth0、wlan0など)は自分の環境に合わせて変更してください。ip aコマンドで確認できます。

私のKali Linux環境ではネットワークインターフェースがeth0ではなくenp3s0という名前になっていたため、そこだけ差し替えました。このような環境差異がConky設定のあるあるです。

Conkyを自動起動させる設定

毎回手動でConkyを起動するのは面倒です。デスクトップ環境のスタートアップアプリケーションに登録するか、以下の方法で自動起動できます。

# ~/.bashrcまたは~/.profileに追記
(sleep 3 && conky &)

GNOMEを使っている場合は「アプリケーション」→「自動起動アプリケーション」からConkyを追加するのが最も簡単です。

まとめ——Conkyでデスクトップに個性を

Conkyを使ったデスクトップカスタマイズの手順をまとめると以下のとおりです。

  1. sudo apt-get install conky-allでインストール
  2. ~/.conkyrcに設定ファイルを作成し、表示位置・フォント・更新間隔を設定
  3. DotGothic16などピクセルフォントをダウンロードし、fc-cache -fvで反映
  4. font = 'DotGothic16:size=XX'でConkyにフォントを適用
  5. CPU・メモリ・ネット速度などの情報をconky.textに追記してカスタマイズ

Conkyの設定は奥が深く、LuaスクリプトやSVGリングゲージを組み合わせると、プロのデザインのような画面も作れます。まずは今回の時計表示から始めて、少しずつカスタマイズを楽しんでみてください。設定で困ったことがあればコメントやX(@miyoshitan)にどうぞ。

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